会長挨拶 ― 2020年(R2)

令和2年 年頭のご挨拶
  令和2年 あけましておめでとうございます。
  大阪府剣道連盟の皆さまにはお健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。日頃は本連盟の活動に多大なお力添えを賜り、厚く御礼申し上げます。昨年は各地で台風や水害に見舞われ何かと厳しい年でした。また、年明け早々から中東問題をはじめとして不透明な世界情勢が続いております。一方、昨年の5月には新天皇がご即位され、令和という新しい希望の年の幕開けとなりました。今年の夏には日本で平和の祭典オリンピック・パラリンピックが開催されます。平和で豊かな時代が続くことを願う次第です。スポーツ界を振り返ってみますと、体罰や不正などの不祥事が後を絶たず、ぶれない基軸と確かなガバナンス体制の重要性が一層増してきています。このようなときこそ、「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である」とする「剣道の理念」を大切に、剣道を日本のよき伝統文化として次世代に引き継いでいきたいものです。
  大阪府剣道連盟では、この剣道の素晴らしさを、次世代を支える子供たちにわかりやすく伝えるために「大阪版剣道の心」を策定し、「唱和」というかたちで伝承していこうとしています。
       
  大阪版「剣道の心」  
   剣道は自己を耕す剣の道
   剣道は相手を重んじる礼の道
   剣道は生涯かけて学ぶ道     
       
  唱和(しょうわ)  
  1.「腰を立てる」正しい姿勢を身につけよう。
  2.「何事にも負けない」強い心を持とう。
  3.呼ばれたら「はい」と応える素直な心を持とう。
  4.「整理整頓」ができる気くばりの心を持とう。
  5.「ありがとう」と言える感謝の心を持とう。
       
  昨年本連盟では、4月末の「全日本都道府県対抗剣道優勝大会」、11月3日恒例の「全日本剣道選手権大会」の主管、9月中旬の日本スポーツ振興財団の助成を受け47全都道府県の少年たちが集った「全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会」や賛助会費で運営された7月初旬の生涯剣道振興を目指す「大阪マスターズ剣道大会」の主催、さらには3月に国際女性DAYとコラボした「オールおおさか剣道WOMANフェスタ」の開催など、皆さまのご支援・ご協力をいただき実施することができました。本年も、剣道を通じて大阪の元気を世界に発信していきたいと意気込んでおります。これからも「日本で一番安い会費で、一番の会員サービスの提供」を目指して努力してまいります。末尾になりますが、皆さまのますますのご健康とご精武を祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020/1/1

会長  長榮 周作
(ながえ しゅうさく)