会長挨拶 ― 2015年(H27)

平成27年 年頭のご挨拶

 

 

 平成27年 明けましておめでとうございます。
 大阪府剣道連盟会員の皆様にはお健やかに新年を迎えられましたことと心よりお喜び申し上げます。本年が皆様方にとりましてよい年になりますようお祈りいたします。日頃は、本連盟の活動に多大のお力添えを賜り、お陰様で順調な歩みを進めることができております。厚く御礼申し上げます。
 昨年は、夏に広島市における土砂災害、秋には御嶽山の噴火により多くの犠牲者が出ました。年末には大雪により各地で大きな被害を見ました。一方、ノーベル物理学賞を日本人3名が受賞されるという素晴らしいニュースもありました。
 本年は世界選手権大会が日本武道館で行われますが。世界中から参加される剣道関係者を「オモテナシ」の心で歓迎し、大会を成功させたいものであります。
 論語に「人にして遠き慮(おもんばかり)無ければ、必ず近き憂(うれい)有り」との一節があります。「遠い将来を見通した生き方をしていなければ、近い将来困ったことが起きてしまう」という意味です。「今、これをしておかないと、将来どうなるか」「将来このようになりたい、このようにしたいと思ったら、今どうしたらよいか」を常に心しておけということでしょう。「今さえよければ」と、「目先のことだけを考えるのではなく、目標までの道筋を見通し、予想される障害を想定して対応を準備しておけば、問題が生じても解決できる」との訓えでありましょう。
 一日一日の積み重ねである人生、遊んで、飲んで騒いで過ごすことで費やしてしまう一日もあれば、将来こうなりたいとの自分の思いに向かって過ごす一日もあります。行き着く先は全く異なってくるということでしょう。
私自身にも夢があります、大阪府剣道連盟にも夢があります。夢に向かって、よりよい一日を積み重ねてまいる一年にいたしたいと願っています。

 

 

平成27年1月1日
会長  鏡山 博行