会長挨拶 ― 2013年(H25)

平成25年 年頭にあたって

 

 

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様お健やかに新年を迎えられましたことと心よりお慶び申し上げます。
 当連盟の新しい体制(個人会費制、公益社団法人への移行)も皆様方のご理解とご協力のお蔭をもちまして順調に滑り出しており、厚く御礼申し上げます。今後とも府下の剣道界の活性化と発展に向け鋭意努めてまいりますので一層のお力添えのほどお願い申しあげます。
 年末の衆議院選挙によって新しい政権が誕生しました。進むべき方向を見失ってしまった感のあるわが国を正しく方向づけ、置かれている危機的状況を克服する力を持った政権であってほしいものです。選挙中はエネルギー、経済、外交、防衛、教育等様々な分野について、一票を意識しただけのような耳触りのよいスローガンが叫ばれました。全てのものに表裏があるように、どの道を選んでも大きなリスクが伴うものでありましょう。どんなリスクがあり、それを具体的にどう克服していくのかを国民に示し、覚悟のほどを問いかける政党も候補者も見当たらなかったのが残念に思われました。多くのマスコミもしかりです。
 そのような世の中でしたが、昨年度は皆様方のご活動の中から素晴らしい成果が生まれました。全日本選手権の男女アベック優勝(木和田大起さん、山本真理子さん)、全日本都道府県対抗少年大会での小学生、中学生両部門での優勝、全日本女子学生大会での優勝(小森田 渚さん)、全日本実業団大会(男子)での優勝(パナソニックエコソリューションズ本社)、全国警察大会での男子団体(大阪府警)、女子個人(山本真理子さん)の優勝、全国高等学校定時制通信制大会女子団体(大阪府チーム)、女子個人(畳谷美咲さん)の優勝、全日本選抜少年個人錬成大会中学生の部優勝(内橋響希さん)、さらに世界大会出場選手として大阪から5名の選手が選出され、わが国の優勝に貢献されました。これらの成果は、大阪の剣道人として胸を張れる快挙であり、また本連盟も公益法人として幸先よいスタートを切れたことを喜んでおります。又、修道館と協力して、少年から一般を包含したオール大阪暑中稽古を新事業として立ち上げることができました。多数の皆さまのご協力をいただきました。深く感謝いたします。
本年も会員の皆様方のさらなるご活躍と、ご多幸をお祈り申しあげ年頭の挨拶といたします。

 

 

平成25年1月1日
会長  鏡山 博行