会長挨拶 ― 2012年(H24)

平成24年 年頭のご挨拶

 

 

 平成24年 明けましておめでとうございます。本年が会員の皆様方にとりましてよいお年でありますようお祈りいたします。
 昨年発足いたしました個人会員制、並びにそれに伴って導入した代議員制、ともに順調に滑り出すことができました。ひとえに会員の皆様方のご理解とご協力の賜物であり、深く感謝申し上げます。
 わが国は昨年大きな災害に見舞われました。政治、経済でも出口の見えない閉塞感に覆われておりますが、大阪では府知事、市長選挙は大きな変化の到来を期待させる結果となりました。
 当連盟も昨年10月26日付で大阪府知事より「公益社団法人への移行を認定する」との内示を受けることができました。本年4月1日付で移行登記をして、「公益社団法人大阪府剣道連盟」として新しく出発することになります。
 「日本の伝統文化である剣道の継承と普及振興を通じて、広く府民の健全な心身の育成をはかる」との当連盟の目 的は公益そのものであると考え、一般法人ではなく公益法人への道を選択しました。昨年6月に必要な書類を整えて申請し、大阪府教育委員会、大阪府法務局、 公益認定等委員会より、事業内容、財務、定款、諸規則等につき、数々の厳しい指摘や質問を受け、書類を修正、変更するなど適切に対応を繰り返した結果、認 定されるにいたりました。全国の剣道連盟では公益法人への移行は埼玉県に次いで2例目です。
 当連盟の事業の多くが、対象を会員のみに限定しない内容であり、十分に公益に資する団体である事が認められ、 社会的信用が高まったわけです。認められた公益事業については非課税となり、当連盟への寄付金については、寄付された方の所得税、法人税における控除が認 められます。公益事業を通じて、社会に広く貢献することを使命とする団体であると認められたわけで、会員の皆様方に、これまで以上に誇りを持って当連盟の 事業活動を支えていただくことによって、龍の如く天空へ向かって大きな飛躍を期したく、新年にあたりお願いする次第です。

 

 

平成24年1月1日
会長  鏡山 博行